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電子ピアノとグランドピアノ、自宅練習はどちらがおすすめ?

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独学

ピアノを習うにあたって、練習用で家にピアノが必要になると思います。

その際に「用意するピアノはどれにしたらいいの?」「電子ピアノなら家にあるけど大丈夫かな?」と、疑問に思われているのではないでしょうか?

当記事ではそんな疑問を解消すべく、以下をテーマに解説しています。

  • 電子ピアノは必要なのか
  • 必要だとすると何故なのか
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ピアノ教室に通うのに電子ピアノでは不十分?

電子ピアノの普及率は年々高まっています。
基本的に、ピアノ教室に通う生徒さんの中にはグランドピアノは持たずに電子ピアノで練習している方たちが多いです。

「だったら電子ピアノで十分じゃないの?」

こう思われた方には辛辣ですが、結論から言うと十分ではありません。
その理由は、あくまでも電子ピアノは「電子楽器」に分類されるからです。

電子ピアノとグランドピアノの違い

前述したように、電子ピアノは「電子楽器」に分類されます。
電子楽器とは、電気で動く楽器のことです。

鍵盤を叩いて音が出るうえ見た目もそっくりなので、普通のピアノとの違いを感じにくい方がいるはず。
しかし、演奏すると分かる大きな違いが3つあります。

それが「音色・表現・感触」です。

この3つが、どのように違うのか詳しく解説していきましょう。

音の出る仕組み

グランドピアノやアップライトピアノは別名「生ピアノ」とも呼ばれ、弦が発する生音を音源とするピアノです。
一方で、電子ピアノは電子回路によって作られた音や録音されたピアノの音がスピーカーから流れます。

このように、音の出る仕組みが全く違うため、音質にも差が生じます。

グランドピアノの音色は、弦が発する奥深い高低差のあるもの。
対して、電子ピアノは録音された音なので、ばらつきが少ない分、単調になってしまうのが特徴です。

音質は後に語る表現力に大きく影響しており、電子ピアノとグランドピアノの1番の違いです。

表現力の豊かさ

ピアノ演奏における表現力とは、人々を魅了する力のこと。
この表現力に大きな差が2つあります。

1つ目の違いは、音質です。
音質が違うと「音の鮮明さ」や「細かな音の聞こえやすさ」が変わるのです。

グランドピアノは奥行きがある音に対して、電子ピアノは単調な音。
音質の良さでいうと、電子ピアノよりもグランドピアノの方が綺麗と言えます。

もう1つは、打鍵による強弱の違いです。

グランドピアノは鍵盤を強く叩くと音が大きく力強くなり、優しく叩くと音も小さく弱くなります。
一方で、電子ピアノはグランドピアノと比較して強弱が付けにくいです。
デジタル技術の向上により、昔と比べて強弱の差は埋まってますが、依然としてグランドピアノの繊細さには及びません。

ピアノの演奏曲では、作者や奏者の感情をいかに表現するかが重要になり、音の強弱は感情を表したいときに役立ちます。

大きい音は「気持ちの高揚」や「躍動感にあふれた場面」などの表現。
小さい音は「静かな雰囲気」や「気持ちの弱まり」などを表現できます。

鍵盤を打つ感触

グランドピアノは、打鍵するとハンマーが弦を叩くことで音が鳴る仕組み。
打鍵が強ければ、その分ハンマーを強く叩くことになるので、鍵盤に重みが生じます。

一方で、電子ピアノは打鍵をすると、電気信号が音を出す命令をスピーカーに伝えます。
グランドピアノと違い物理的な衝撃は少ないので、鍵盤の重みはさほど感じません。

鍵盤を弾く感覚は演奏に影響が出やすく、グランドピアノの打鍵になれた方は電子ピアノの軽いタッチに戸惑うでしょう。

逆も同じで、電子ピアノになれた方はグランドピアノの鍵盤が重く感じるため、上手く演奏できないかもしれません。

グランドピアノではできない芸当

前述した3つの違いがピアノ教室に通うのに不十分に感じる点です。
これだけ聞くと「電子ピアノって使えないの?」と思う方も多いはず。

ですが、あくまでもグランドピアノと比較すると不十分に感じるのであって、決して使えない訳ではありません!

なぜなら、グランドピアノにはなく電子ピアノにしかできない芸当があるからです。

下記では、電子ピアノの特徴を3つご紹介いたします。

安上りで済む

アップライトピアノやグランドピアノの価格相場はご存じですか?

アップライトピアノの価格相場は、50万円~100万円。
グランドピアノの価格相場は、100万円~200万円と、双方ともかなりの高額です。

一方で電子ピアノの価格相場は、5万円~20万円と、上記の価格と比較すると安上りに感じます。

価格にこれだけ大きな差が出る理由は、使用している部品のコストや製造の難易度が関係しています。

アップライトやグランドピアノは使用する部品が多く「トウヒ・鋼・象牙」などが使われるため、高額になります。
また、製造の全工程を基本的には人の手で行うため、製造の難易度がかなり高いです。

電子ピアノは、使用する電子部品は大量生産できるためコストが安いのが特徴。
また、工場のロボットが組み立てるため、製造難易度の低さが安い理由です。

夜間でも練習できる

グランドピアノは、コンサートホールで遠くまで演奏を行き届かせるため、大きい音が鳴るように設計されています。
そのため、夜間に練習すると近所迷惑になってしまいます。

その点、電子ピアノは、音量の調節が可能。
また、イヤホンやヘッドホンを装着して使えるので音漏れせず、鍵盤のタッチも軽いので、打鍵の音による心配もいりません。

騒音が気になる方や、練習時間が午前中に取れない方でも安心して演奏できます。

いろんな音色で弾ける

電子ピアノの最も秀でた特徴は「ピアノ以外の音も出せる」という点です。

アップライトやグランドピアノは、そのピアノの音色しか出せないですが、電子ピアノは音数が10~300種類にも及びます。
ピアノ音色以外にも「弦楽器・管楽器・木琴・鉄琴」などの他楽器や、電子音にも対応しています。

また、メトロノームが内蔵されていたり、ドラム演奏をバックで流したりできるので、バンド演奏や、いろんな楽器の音色で音遊びしてみたいといった方におすすめです。

電子ピアノがお断りのピアノ教室もある

電子ピアノは素晴らしい楽器だということが分かりましたが、一方で「電子ピアノではピアノの表現力が身に付かない」という意見の方もいらっしゃいます。

電子ピアノは前述した「音色・表現・感触」が欠けているため、ピアノ本来の演奏とズレが生じてしまう。
一部のピアノ教室でも通説であり「アップライトピアノやグランドピアノを学ぶ際はなるべく同じものを使って練習した方がいい」というのが講師の考えです。

また、電子ピアノしかお持ちでない方に対して入会をお断りする個人のピアノ教室も見受けられます。
決して講師が非情ということではなく、あくまで「電子ピアノでは本来のピアノを学ぶ際に成長の妨げになる可能性がある」といった理由からです。

専門ジャンルのピアノ教室ならおすすめ!

ピアノ教室の中には、クラシックやジャズなどの王道ジャンルの他にも、ポップスやロックといったバンドコースを受けられるところも。

ロックなどのミュージックシーンでは、立ちでの演奏や音楽に重厚感を出すために色々なエフェクトをかけたりします。

そういった場面では、電子ピアノがたくさん活躍してくれるでしょう。

まとめ:上達を目指すならグランドピアノがいい

電子ピアノの練習は便利な反面、ピアノ教室に通うのであればアップライトピアノやグランドピアノを準備するのがおすすめです。
とはいえ、置くスペースだったり費用が高額だったりと、準備するのも一苦労です。

必ずしも、電子ピアノでの練習が悪いことではありません。
初心者のうちはピアノに慣れることが大事なので、その機会を増やす意味でも電子ピアノから始めてみるのもいいでしょう!

ただし、電子ピアノは練習を始めて間もないころに使用を限定する方がいいかも知れません。
より上達したり、プロの演奏家を志したりするのであれば、グランドピアノ等の購入も検討しておくといいでしょう。

ちなみに、音楽教室によってはグランドピアノ等を練習で使わせてもらえるところがあります。

\こちらで紹介しているので、ぜひご覧ください。/

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