ピアノ教室と独学、初心者が始めるならどちらがおすすめ？

「忙しくてピアノ教室に通う時間がない…」
「ピアノ教室の料金が高すぎて通えない…」

このような理由でピアノ教室に通うのが難しく、独学で始めようと思われているのでは？

今はYouTubeでピアノのレッスン動画が増えているので、独学で始められます。
ただ、気軽に始められる一方で、独学での勉強法を知らなければ100時間と勉強しても満足に弾けません。

当記事では、ピアノ教室に通わず独学を選ぶメリットとデメリット、そして独学で始めるのにおすすめの商品を紹介します。

ピアノ教室に通わず独学がおすすめの人とは？

一般的には、ピアノ教室に通われる方が得策の考えが強いです。

しかし、今は自宅にて独学で学ぶ方法も確立されてきているので、独学を選ぶことも悪くありません。

ここでは、どのような人が独学に向いているか紹介します。

講師とマンツーマンになるのが苦手という方

ピアノ教室でのレッスンは、基本的に講師とマンツーマンで臨みます。
会話が苦手だったり、人と話すと緊張してしまったりする方だと、レッスンの空気に耐えられなくなることも。

一方で、マイペースに学習できるのが独学の良いところ。
人と会うのが得意ではない方は、独学から始めてみるのも良いでしょう。

忙しくてピアノ教室に通う時間が算出できない方

ピアノ教室に通うとなると、レッスン以外にも以下の時間が発生します。

レッスンは1時間でも、その前後で1時間～2時間は取られます。
社会人は仕事の合間に通うので、時間を捻出するのが厳しい方には通うのが難しいです。

仮に通えても、疲労でレッスン中に眠くなったり、日によっては仕事が押して通えなかったりすることも。

そのため、あまりにも忙しい場合は、ピアノ教室に通うよりも独学を選択される方が得策です。

ピアノ教室と独学はどちらが良いの？

ピアノ教室に通う方が、最短で演奏技術を身に付けられます。

何にでも言えることですが、何かを学ぶときや習得するときは、熟練者から指導を受けるのが近道です。
そのため、ピアノの演奏技術を短期間で身に付けたければ、多少は身銭を払ってもピアノ教室に通われるのをおすすめします。

一方で、独学はメンターが居ない分、技術を身に着けるのがスローペースになることでしょう。
また、独学だとピアノを始めとする準備が大変であり、結構な費用が必要になります。

その代わり、自分のペースで学べるので、ストレスなく練習に取り組めることがモチベーションのアップに繋がります。
ピアノを始めるときは継続することが大事なので、ノンストレスで学習できるのは良いことです。

以上のことから、ピアノ教室も独学も、どちらにもメリットとデメリットがあります。

「自分はどちらがあっているだろう…？」
そう自問自答してみて、どちらを選択するか決めてみると良いでしょう。

独学でおこなうピアノ初心者の基礎学習！

初心者がピアノを学ぶ際に、最初にすべきことは基礎学習。
基礎学習というとお堅い印象ですが、準備運動のような感覚です。

運動前に怪我しないよう準備運動するのと同じく、ピアノを弾く前も準備運動が必要です。
その後の練習につまずかないよう、体も心もほぐして取り組みましょう。

以下では、ピアノ初心者の基礎学習を3点ご紹介します

ピアノを弾くときの姿勢を覚えよう

ピアノを弾くときには、決まった姿勢や手指の形があります。
この姿勢をしっかり体に覚えさせないと演奏中に肩や腕に疲労が溜まり、疲れが残りやすくなります。

また、ピアノを上手に弾くといった点でも姿勢は重要。
決まった姿勢を覚えることで「肩・腕・指」の力が無駄なく鍵盤に伝わり、強弱の調整や少ない力でダイナミックな音を出せるようになります。

手指の形も、中途半端な形で弾き続けると腱鞘炎になる可能性があります。
私生活にも悪影響が出てしまうので、しっかりと正しい姿勢を以下で覚えましょう。

• 鍵盤の中央に椅子を置いて、足裏全体が床につくように浅く腰掛けましょう
• 腰に重心を置いて足をラクにし、「肩・腕・指」をリラックスさせましょう
• 背筋を伸ばし、卵を軽く握るような形で手は鍵盤の上においてください

楽譜の読み方を知ろう

楽譜とは「作曲者が書いた曲の設計図」です。

設計図には、曲を弾くときの音やテンポ、場面ごとの盛り上がりや盛り下がりなど、作曲者の意図が詰まっています。

この意図を読み取り上手く演奏するには、楽譜が読めないと始まりません。
なかには、耳で覚えてしまうなんて人がいますが、初心者の内はしっかり楽譜を追いながらピアノを弾くことがとても重要。

「目で見る・耳で聞く・手で弾く」ことで、ピアノを身体で覚えられるようになりましょう。

簡単な曲を演奏してみよう

ここでいう簡単な曲とは、クラッシックの定番「エリーゼのために」や「トルコ行進曲」などを指しますが、自分の好きな音楽でも構いません。

自信のある方は難しい曲に挑戦してみてもいいですが、最初の内はなるべく簡単な曲を演奏するように心がけてください。

ここで重要なのは「ピアノを弾くときの姿勢」と「楽譜の読み」ができているかどうかです。

前述した内容がちゃんとできているか確認するために、簡単な曲で演奏し、音学を奏でる楽しさを実感しましょう。

脱初心者！上達するための4ステップ

「覚えたことが無意識に反応できる状態」になれば、初心者を脱せたと言えます。
では、具体的に何すれば初心者から脱せるのでしょうか。

覚えたことを無意識レベルで反応するには、習慣化されるしかありません。
以下では、上達に必要な練習法を4つのステップで解説するので、ご覧ください。

ステップ1「楽譜を読めるようにする」

ピアノの楽譜は「五線譜」と呼ばれる5つの横線に記号や音符が配置され、作られています。

記号の種類は膨大で、1曲に使われる数も相当な量です。
全て覚えるのは困難のですが、初心者だとまず以下の記号を抑えると良いでしょう。

よく使われる記号の種類

種類	記号
音部記号 使われる音の位置を示す （どこの音階の音なのか）
変化記号 音に変化を与える （半音下げる・半音上げるなど）
反復記号 譜面の一部分を繰り返す （記号で指定された部分）
強弱記号 音の強弱を示す （強く・やや強くなど）
アーティキュレーション記号 音のつなぎ方や切り方を示す （なめらかに・十分に伸ばすなど）

ある程度の記号を覚えたら、楽譜全体を見てみましょう。
そして、曲調を理解し、曲のイメージを掴んでみてください。
頭で曲をイメージできて、ようやく「楽譜を読む」の第一歩になります。

ステップ2「はじめは片手で慣れたら両手で」

初心者がピアノを両手で弾くのは、厳しいものです。
そのため、最初は片手で鍵盤に慣れることから始めましょう。

片手で練習を始めるときに重要なのが「指番号」です。
指番号とは、各指に割り当てられた番号のことで、楽譜によっては指番号が振られています。

指番号の指示通りに演奏することで、なめらかな演奏ができます。
片手での演奏に慣れてきたら、両手で弾くことにチャレンジしてみましょう。

ステップ3「スローテンポで弾いてみる」

両手で弾けるようになったら、次はゆっくり弾いてみましょう。
通常のテンポだと、それぞれの手を確認しながら演奏するのが難しいからです。

重要なのは、右手と左手で弾く音を、ちゃんと聞きながら演奏できているか。
片手で思うように弾けたとしても、両手で弾くときに「伴奏とメロディーがちぐはぐ」「どちらかの音が大きすぎ」などの問題が出ます。

ゆっくり弾くことで、こういった問題も修正しやすく、自分の苦手とする部分を浮き彫りにできるのです。

ステップ4「苦手な部分をおさらい」

初心者脱却の最後のステップ。

前述した、ステップ3の「スローテンポで弾いてみる」では、ゆっくり弾くことで問題の修正と、自分が苦手とする部分が見えてくるといったものでした。

人によって苦手なことはさまざまです。

「楽譜読みは完璧だけど、思ったように弾けないな…」
「両手で弾けるようになったけど、見たことない記号が出てきて分からない」

重要なのは、何が自分の苦手とする部分なのかを理解して、克服するため繰り返し練習すること。

苦手な部分をおさらいすることで、次に何をすればいいのかが明確になり、ピアノに対するモチベーションも上がります。

苦手を克服し演奏できたなら、どんどん新しい曲にチャレンジしてみましょう！

独学で役立つ豆知識

初心者におすすめする基礎学習と上達する練習法以外にも、独学に役立つお話があるのをご存じですか？

それが「自身のレベルに合った楽譜での練習」と「ピアノ練習アプリの活用」です。

基礎学習や上達法にこの2点を加えて学べれば、より一層ピアノ学習が捗ること間違いなし！

以下では、この2点について詳しく解説していきます。

レベルに合った楽譜の用意

自分のレベル以上のことを求められる選曲では、いつまで経っても上達しないどころか、かえって自信を無くしてしまうことになりかねません。

必要なのは、自分に合った楽譜での練習です。

ピアノ初心者が、楽譜を選ぶときに注目すべき点は以下の3つ。

• 音名フリガナ付き
• 片手で弾ける
• 指番号付き

「音名フリガナ付き楽譜」は、音符を読み慣れない方におすすめの楽譜。
音符記号の上か下にフリガナが振っており、瞬時に音符を読めない方でも安心して楽譜読みができます。

両手で弾くことが苦手な方は「片手で弾ける楽譜」で、手指の使い方を訓練しましょう。

「指番号付き楽譜」も同様に、手指の使い方の訓練にはもってこい。
両手で弾けるけど演奏がぎこちない方は、指の使い方を間違えている可能性が高いので、おさらい用に選ぶと便利です。

ピアノを練習する時は、以上の点を踏まえて楽譜を選びましょう。

ピアノ練習アプリの活用

独学の最先端「ピアノ練習アプリ」。
初心者から中級者までの幅広いレッスン内容を、スマホやタブレット1台で学べます。

レッスンは、画面にテキストやビデオが流れ、それを追いながら学習するスタイル。
レッスンが終了しても、もう1度同じレッスンを受けられるので、安心して復習できます。

ピアノの歴史や音楽の成り立ちについても学べるため、自宅に居ながらでもピアノ教室さながらの働きをしてくれます。

基本的には無料で使うことができるので、お金が心配な方にはおすすめ。
ですが、一部コンテンツが有料のものや、中級以上のレッスンを受けるには月額サービスの加入が必要なものもあるので注意です。

独学で使うピアノは何が良い？

ピアノ教室に通わず独学で進めるなら、当然ながらピアノがないと話になりません。

ひと口にピアノといっても種類は豊富で、どれを準備するかは人によって違います。
ピアノの種類は、大まかに分けて以下の4種類。

• グランドピアノ＆アップライトピアノ
• 電子ピアノ
• キーボード

ここでは、各ピアノと独学の相性を解説します。

グランドピアノ＆アップライトピアノ

アコースティックピアノとも称される、オーソドックスなピアノです。

電子ピアノなどと違い、鍵盤の強弱で発する音が変わるのが特徴。
作りの関係上、他と比較して鍵盤が重いので、将来的にアコースティックピアノを弾きたければ最初からで選ぶべき。

アコースティックピアノのデメリットは、とにかく大きいこと。
グランドピアノは言わずもがな、アップライトピアノでも場所を取ります。
また購入価格が高いので、趣味で始めるとなると結構な痛手になるかと。

資金と場所に余裕があるなら、独学でもアコースティックピアノをおすすめします。

電子ピアノ（独学にピッタリ！）

電子ピアノとは、鍵盤を押すと電子音をスピーカーから発するピアノ。
アコースティックピアノと比較して鍵盤が軽く、またタッチの強弱による表現が甘いのが特徴です。

イヤホンジャックがあり、外部に音を漏らさずイヤホンやヘッドフォンで音色を確認できます。
アパートやマンション、それから夜中など、時間や場所を気にせず練習できるので、独学向きのピアノです。

電子である利点として、演奏を録音できる機能が付いている電子ピアノも。
自身の演奏と連弾できるので、アンサンブルの練習したい方にもおすすめです。

楽譜に合った鍵盤を光らせられる機能を持つ電子ピアノがあり、それなら楽譜が読めない初心者でも独学で学べます。

キーボード

キーボードは、それ1台でヴァイオリンやトランペットなど色々な楽器の音を奏でられる電子機器。
見た目がピアノと似ているので購入される方が居ますが、違うものなので確認を忘れずに。

キーボードも良いですが、アコースティックピアノや電子ピアノと比較して、鍵盤が少ないなどの違いがあります。
そのため、始める取っ掛かりとして使うには良いですが、わざわざ買うなら電子ピアノの方がおすすめです。

受講者15,000人！たった30日でピアノが弾ける独学教材

引用：【ピアノ教則本】30日でピアノが弾けるDVD講座（https://pianisuto.com/3set/）

弾きたい曲がある方は、その楽譜で始めてみるのも良いでしょう。
一方で、しっかりした教材でピアノを始めたい方は、海野真理さんの教材で使うのがおすすめです。

海野真理先生の教材は、独学で始める初心者のために作られたといっても過言ではありません。

この教材で、ひと足先にピアノを始めた受講者の数は15,000人以上。
そんな初心者の方々からの口コミや評判を見てみましょう。

ピアノを買ったのでもっともっと上手くなりたいと思って何かないかと探していたら、この教材があるとネットに書いてあり購入しようと思いました！
DVDでは、細かく丁寧に教えて下さるのでありがたいです！
福井県 24歳 女性
引用：海野先生の初めてのピアノ講座（https://goodappeal.site/piano/）

ピアノは、以前からの憧れであり、弾くことができたら、どんなに楽しいだろうと思っていました。
この講座は、ＤＶＤや教本を、自分のペースで繰り返し習えるので、自分にもできるかなと思えました。
定年後、自由な時間を得て、好きなことができる「お歳ごろ」になれた今、この講座に出会えたことが、吉日！
感謝して、思い切って始めることにした次第です。
愛媛県60代男性
引用：海野先生の初めてのピアノ講座（https://goodappeal.site/piano/）

また、国内最高のオーケストラ団体「NHK交響楽団」の方からもお墨付きをいただいております。

ピアノという楽器は「楽器の王様」「一人のオーケストラ」などといわれることがあります。
２本の腕と１０本の指を使って　旋律・和音・リズムまでも演奏することができるからです。
ゆえにその多彩な音色と表現力に惹かれる方々が多いのは必然的なことでしょう。
しかし、それだけの多くの要素を一人で演奏する楽器だけに、正しい技術が必要とされます。
この教本は、その基礎的な知識、及びテクニックを、いかに楽しく学べるかという点で構成されており、ピアノ初心者によくある、「弾けないから嫌になる」ということのないよう考えられています。
まさにこれから始められる初心者のかたに最適なレッスンDVDであり、是非ともお勧めしたい内容だといえるでしょう。
引用：海野先生の初めてのピアノ講座（https://goodappeal.site/piano/）

独学で学び始めても、学び方が間違っていれば1年経ってもピアノは弾けません。
しかし、この教材であればたった30日、1ヶ月後にはピアノを弾ける姿に進化しています。

これから独学で始める方は、ぜひ海野真理先生の教材をチェックしてみてください。

まとめ｜あなたに合ったスタイルで進めてみよう！

独学のデメリットは、メンターが居ないこと。
自分で色々と考え、気づき、進めていかなければいけないので、慣れないうちは苦戦することでしょう。

そんなときは、単発でピアノ教室を受けてみるのもおすすめです。
ひと月4回のレッスンなら20,000円ほどなので、困ったときは頼ってみましょう。

また紹介した教材は買い切り型なので、購入してしまえば教材で学び続けられます。
30日でマスターできる教材ながら値段は手ごろなので、こちらの教材で始めることをおすすめします。

よくある質問

ピアノ初心者の独学方法とは？

楽譜の簡単な記号を読めることから始まり、片手から両手とレベルアップしていきましょう。
楽譜は独学者や初心者に向けたものも良いですが、好きな曲もモチベーションアップに繋がるのでおすすめです。

独学でピアノを始めるメリットは？

ピアノ教室に通わないので、その分の時間や費用を独学に回せます。
忙しい人や対人か関係が苦手な人は、独学で始めてみるのも良いでしょう。

ピアノは独学だと何ヶ月で上達する？

1日の練習時間や、何日毎に取り組めるかで変わります。
どのレベルを上達と言うかでも変わるので一概に正解はありませんが、早くて3ヶ月～6ヶ月で上達を感じられることでしょう。

独学に最適なピアノとは？

電子ピアノだと、イヤホンやヘッドフォンと連動できるため、場所や時間を問わず練習できておすすめです。