【比較】大手と個人のピアノ教室！どちらを選べばいいのかチェック！

ピアノ教室の「大手」と「個人」は、教室選びの際にとっても重要なポイントです。
しかし、具体的な違いが分からず、どちらのピアノ教室にすればいいか迷ってしまうのではないでしょうか？

分からないまま選んでしまうと、ピアノレッスンが思っていたのと違かったり、教室の方針が自分に合わなかったりするかもしれません。

そこで、当記事では「大手」と「個人」それぞれの違いやメリット・デメリットを分かりやすく解説しています。

それぞれのピアノ教室がどういった方におすすめなのかも解説しているので、最後までご観覧ください。

「大手」と「個人」の特徴を解説！意外と知らない各ピアノ教室の概要

ピアノ教室の「大手」と「個人」には、どういった違いがあるのでしょうか？

大手のピアノ教室とは、音楽事業を全国展開する会社のこと。
ピアノ教室以外にも「ボーカル・管楽器・弦楽器」など、たくさんの音楽教室を開いており、全国各地で展開しています。
ピアノ教室で有名なのは「ヤマハ音楽教室」や「カワイ音楽教室」が挙がります。

一方で、個人のピアノ教室とは、自宅等で個人経営するピアノ教室を指します。
経営される先生によって、レッスンの内容が違うことが特徴です。

知って得する！それぞれを選択したときのメリット・デメリット

「大手」と「個人」のピアノ教室には、それぞれの事業体系だからこそのメリット・デメリットがあります。
各々のメリット・デメリットを確認し、ピアノ教室を選ぶ際のポイントとして覚えておきましょう。

以下では、比較表を用いて、大手と個人の「メリット・デメリット」と「月謝や入会金などの料金体系」について簡単に説明しています。

【大手のメリット・デメリット】組織的な指導法が成長スピードアップに繋がりやすい！

大手のメリット・デメリット

メリット	デメリット
先生のレベルにばらつきがない	月謝が割高
全国で統一されたレッスンや教材	決まりが多く自由がきかない
発表会やコンクールなどの催しが教室ごとに定期開催	雑費が掛かる（施設使用料、発表会費、検定試験など）

大手のピアノ教室の最大のメリットは、組織であるということ。
レッスンプログラムや、レッスンを指導する先生の採用には、組織で体系化された一定の評価基準があります。

全国展開される教室では、一定以上のピアノスキルと指導者としての才覚が問われ、これをクリアした先生たちが指導に当たります。
よって、大手で指導される先生は、ピアノスキルや指導者としてのレベルにばらつきがなく、安心して各地の教室で学習できるのが特徴です。

発表会やコンクールなどの催しも多く開催されており、普段の練習で鍛えたピアノスキルを披露できるチャンスが多いです。

一方で、デメリットは、月謝が割高だということ。
また、月謝以外にも「施設使用料・発表会やコンクールへの参加費・検定試験」などの雑費が多く掛かるため、出費がかさんでしまうのが難点です。

【個人のメリット・デメリット】アクセス良好！先生との相性が悪くなると大変

個人のメリット・デメリット

メリット	デメリット
料金相場が割安	発表会が定期ではない
振替の都合がつきやすい	先生との相性が悪くても代替えできない
教室が各所にあるのでアクセスがいい	トラブルの解決に時間を要する

個人のピアノ教室のメリットは、月謝を含めた料金価格が割安だということ。
大手の教室とは違い、練習室の使用料がなく発表会などの催しも少ないため、お安めになります。

個人宅ならではの利点は、アクセスのしやすさ。
大手は駅近のピアノ教室が多く、アクセスが良さそうな印象がありますが、見方を変えると駅周辺まで出向かなくてはなりません。

しかし、個人のピアノ教室は団地や集合住宅で開かれていることが多いため、駅から離れた場所にお住まいであれば、個人経営のピアノ教室を探す方が通いやすい可能性があります。

個人のピアノ教室におけるデメリットは、1人で経営していることが多い点です。
先生が1人しかいないため、先生との相性が悪くても代替えができません。
また、設備や生徒間でトラブルが起きたとき、解決までに時間が掛かるのもデメリットです。

大手と個人の「料金」と「レッスン内容」の違いを解説！

大手と個人の違いと言えば、やはり「料金」と「レッスン内容」の2つが気になるところ。

下記では、それぞれの教室の細かな違いについて、比較表を用いて分かりやすく解説していきます。

月謝や入会金を比較！料金が安い傾向にあるのは個人のピアノ教室

料金相場の比較

項目	大手	個人
入会金	10,000円～20,000円	0円～5,000円
月謝	20,000円～25,000円	10,000円～20,000円
教材費	3,000円～5,000円	3,000円～5,000円
施設使用料等の雑費	30,000円～35,000円	0円～15,000円

大手と個人を比較すると、個人の料金相場がお安いことが一目両全です。

大手の入会金相場は10,000円～20,000円。
対して、個人の入会金相場は0円～5,000円となり、入会金の支払いを受け付けていない教室が多いためか、かなりの差があります。

大手の1回あたりのレッスン料金は「5,000円～」のところが多いです。
個人の場合だと1回あたりのレッスン料金が「3,000円～」の教室が割合を占めるため、大手よりもお安くなります。

教材費は、ピアノ教本の1冊の相場が1,000円であり、レッスンで使う教本の数は平均3冊程度なので似たような数値になります。

施設使用料等の雑費は、発表会の参加費やコンクールの受験料、衣装代などを合計した金額であり、催しの多い大手のピアノ教室では、これらの負担が大きいことが比較表を通してみるとよくわかります。

レッスンの内容や時間を比較！補講など振替ができるかも確認しよう

以下に表記してある比較表の「◎・〇・△」は、項目にあるレッスン内容を実施している教室の割合を視覚的に表したものです。

• ◎：7割以上
• 〇：5割以上
• △：5割未満

レッスン内容と時間の比較

項目	大手	個人
マンツーマンレッスン	◎	◎
グループレッスン	〇	△
リトミック	◎	〇
ソルフェージュ	〇	◎
補講（振替）	△	〇
時間（1レッスン）	40分～60分	30分～50分

大手のピアノ教室は、施設や練習室のスペース確保が容易なので、グループレッスンは無理なくおこなえます。
ですが、個人のピアノ教室の場合は、個人宅でのレッスンになるので、多人数でおこなうグループレッスンは少し厳しいものがあるようです。

リトミックとは、体を動かしながら音感や感覚を向上させるレッスン。
グループレッスン同様、多少スペースを使った学習になるので、大手のピアノ教室に多く見られます。

ソルフェージュとは、楽譜読みなどで音楽の基礎を鍛えるレッスン。
リトミックが「動」ならソルフェージュは「静」。
個人のピアノ教室に多く見られ、集中できる環境でじっくり学習することで音楽能力を向上させます。

補講（振替）は、個人のピアノ教室の方が融通を利かせてくれる場合が多いです。
大手のピアノ教室は、補講を実施していないところが大半ですが「EYS音楽教室」など一部のピアノ教室では無料で補講を行ってくれます。

1レッスンあたりの平均時間は、料金プランに依存しているため、レッスンごとに大きな変化はありません。
一部の教室では、料金プランに依存していない場合もあるので、そういった場合は1回あたりのレッスン時間が異なることに注意が必要です。

表を確認すると、大手のレッスン時間が少し長めになっています。
個人のピアノ教室が比較的短い理由としては、短時間で集中して学習に取り組むといった方針によるものです。

どちらを選ぶべき？タイプ別におすすめのピアノ教室を紹介

それぞれのピアノ教室は、どういった方におすすめなのか。

どちらのピアノ教室が自分に向いているか分からない方のために、以下の記事では「タイプ別にみるおすすめのピアノ教室」をご紹介します。

「気軽に始めたい人」には大手のピアノ教室がおすすめ！

大手のピアノ教室はこんな人におすすめ！

• 初心者や趣味でピアノを始めたい方
• 大人になってピアノに興味を持った方

「ピアノ初心者」や「趣味で始めたい方」には、大手の教室がおすすめです。
理由としては、大手のピアノ教室は個人と比べ敷居が低いから。
敷居が低いとは、気軽に足を運べるということです。

個人のピアノ教室は、先生の自宅でレッスンを行うため、人の家に上がることが億劫な方、仰々しいと感じる方には敷居が高いです。
大手のピアノ教室では、施設や練習室のレッスンになるので、上記のような心配はいりません。

また、個人のピアノ教室では先生が一人のため、相性が合わなかった場合に代替えできません。
結果的にストレスとなり、気軽さとは無縁になってしまいます。

一方で、大手のピアノ教室は、基本的に同じ教室に複数の先生が所属しています。
原則として、一度担当の講師が決まるとその後に変更ができませんが、ピアノ教室によっては相談の上、先生を変更できます。

なかでもEYS音学教室では、料金プランの中に「オールフリー制」というものがあり、レッスンの度に講師を指名できます。
一度対面して、相性が悪いなと思った先生でも、簡単に別の先生へと変更ができるため、気軽にレッスンを受講できるのがおすすめです。

大人になってピアノ教室に通おうと考えている方にも、大手はおすすめ。
大手のピアノ教室には、大人向けのレッスンを開校しているところがあります。

例えば、椿音楽教室には「大人のピアノ教室」というプランがあり、これからピアノを始める方はもちろん、しばらくピアノから離れてしまった方、ある程度上達したが伸び悩んでいる方など、さまざまな方でも気軽に始められます。

本日は貴重なお時間を体験レッスンのために割いて下さいまして、本当にありがとうございました。
全くのピアノ初心者である自分が素敵なピアノのある音楽スタジオでご経験豊かな専門家でいらっしゃる先生のレッスンを受けさせて頂けるなんて夢のようなあっという間の60分でした。
基本の指の形からひとつひとつ丁寧にご指導頂き、自分の指からピアノの音が鳴っていくことがとても嬉しかったです。これからもご指導の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。
東京都／女性／60代／2021年12月18日
引用：体験されたお客様の声（評判）｜椿音楽教室（https://tsubaki-musicschool.com/experiences/page/3/）

カジュアルにピアノを楽しんだり、モダンな雰囲気の中でピアノの演奏に浸ったりと、年を重ねてからでもピアノを楽しく学べるでしょう。

「みっちりじっくりタイプ」なら個人のピアノ教室がおすすめ！

個人のピアノ教室はこんな人におすすめ！

• ピアノに本気で取り組みたい方
• グランドピアノで練習を希望される方

気軽より本格的にピアノを学びたい方は、個人のピアノ教室がおすすめです。

個人のピアノ教室では、ソルフェージュに力を入れている傾向があるので、ピアノだけでなく、音楽全体の知識も同時に身に付きます。
音楽知識を身に付けることで、自分の感情や思いを表現する術を学び、ピアノ演奏をよりよいものにできるでしょう。

プロのピアノ演奏家を志すなら、グランドピアノでの練習は必須。
個人のピアノ教室には、レッスンの際にグランドピアノを使用する教室が多く、プロを見据える方にはおすすめです。

大手のピアノ教室でも、レッスン施設によってはグランドピアノの取り扱いがありますが、
個人の教室よりは比較的少ない傾向にあります。

個人は近場で！大手はおすすめのピアノ教室を参考に！

「個人」と「大手」のピアノ教室。

どちらの教室も、それぞれにしかない違いやメリット・デメリットがあると分かりました。

それらを踏まえて、自分に合ったピアノ教室はどちらなのかを検討しましょう。

個人のピアノ教室をお考えであれば、自宅付近にピアノ教室がないかを調べてみましょう。
体験レッスンを実施しているピアノ教室ならチャンス！
教室の雰囲気や先生の人柄、レッスン内容を知るにはいい機会なので、ぜひ行ってみましょう。

大手のピアノ教室をお考えであれば「EYS音楽教室」や「椿音楽教室」などの、初心者でも気軽に始められる教室がおすすめです。
気になった方は、下記のリンクから参考までにご覧ください。